ミックスボイスを出したい?ならばまずは声の分離をせよ!

皆さんこんにちは。
ボイトレマンことJapan Vocal School代表トレーナーです。

もっと自由に高い声が出せるようになりたいのに、ボイストレーナーによって言ってることも違うし、結局何から始めていいのかわからない!!
という方も多いのではないでしょうか。

前回のブログでお伝えしましたが、自由な喉を手に入れるためには正しいトレーニングの順番というのがあります。地声の筋肉と裏声の筋肉の分離、そしてそれらをそれぞれ強化、それから融合していく、という3STEPです。

ボイトレをやっていく上での重要な知識を詰め込んでいるので、まだ見ていない人は前回のブログも是非チェックしてみてください。

さて、今回のブログではまず、STEP1 地声の筋肉と裏声の筋肉の分離の方法についてお伝えします。

ブログのタイトルではわかりやすくミックスボイスという表現を使っていますが、これはいわゆるミックスボイスを出せるようになるというだけではなく、声の悩みを解決し、本当の意味で自由な喉を手に入れるための非常に重要なトレーニングになります。声に悩みを持っている全ての人の役に立つ内容です。

それでは早速いってみましょう!

動画で学びたい方はこちら↓

1. 地声の筋肉と裏声の筋肉の分離とは?

まず皆さんに知っておいてもらいたいのが、喉の仕組みです。

ここを詳しく解説すると、漢字だらけの筋肉の名称が沢山出てきてしまい、「あーもう分けわからん!ボイトレなんて嫌いだー!」となってしまう人もいるかもしれません。そこで今回は必要最低限の知識だけをお伝えします。もしそもっと詳しく知りたいという要望が多くあれば、今後そういった説明もしていきたいと思います。

まず、声帯は「喉頭」の中にあって、一対のヒダ状の構造になっています。

この間を肺から送られた空気が通り抜けることによって声帯が振動し、音が作られ、それが声となります。 
すごく簡単に説明すると、この、声帯を閉じる働きを地声の筋肉が、声帯を引っ張ることにより、長さを変える働きを裏声の筋肉が行っているということなのです。
そして多くの人はこの筋肉達がバランスよく扱えない混合状態にあるので自由な発声が出来ないのです。

この混合状態のままでひたすらカラオケなどで歌ったり、STEP2の強化やSTEP3の融合のトレーニングをおこなっても、思ったような結果は得られません。


現在は、いわゆるミックスボイスを出すためのトレーニングとしてこの融合のトレーニングのみをやりたがる人も非常に多く、また、そのニーズに応えるように、ミックスボイスがすぐに出るようになる!というような発信や書籍の販売をするボイストレーナーも出てきてしまっていますが、これは本当にやめたほうが良いです。

とにかく早く高い声を出せるようになりたいという気持ちはよくわかるのですが、喉を一瞬で自由にする魔法のような方法はありません。
分離と強化の段階を飛ばして融合のトレーニングばかりしてしまうと、パッと聞いた感じは声のひっくり返りがなくなり高い声が出るように聞こえますが、ビブラートなどの表現が出来なかったり、歌っている本人は不自由さを感じる混合状態が強まってしまうので要注意です。

一生懸命ボイトレをしているのになかなか思うような成果が得られないという人は、まずはこの混合状態から抜け出すために、是非これから教えるトレーニングをやってみてください。

2. 限りなく純粋に近い裏声

混合状態から抜け出すにはまず、限りなく純粋に近い裏声というのを出せるようになっていきましょう。

限りなく純粋に近い裏声というのは、先ほど伝えた声帯を閉じる地声の筋肉がほぼ働いていない状態で裏声を出すということです。

ちなみに100%裏声の筋肉だけを使うというのは出来ないのですが、このトレーニングを続けることでどんどん限りなく純粋に近い裏声へと変化していきますよ。

実際どんな声なのかは、動画で私自身が見本をお見せしていますので是非聞いてみてください。
ちなみに動画ではB4という高さで発声しています。ここからどんどん下降していき、最終的にはB3までこの音色で発声できるようにトレーニングしてみてほしいと思います。

では、この動画を見てトレーニングをする人のために、正しく出来ているかのセルフチェックポイントをお伝えします。

この発声は声帯が開いた状態になっているので、とにかく息が漏れます。そのため、正しく限りなく純粋に近い裏声が出来ていると2.3秒間しか声が持たないはずです。それ以上持つようだと、まだ余計な地声の筋肉が働いてしまっているとみてよいので、動画の声色に近づけるよう意識してトレーニングしてみてください。

また、発声時に声が震えたり揺れたりなどの動きがつく場合も、無駄な筋肉が働いてしまっているということなので、ノンビブラート状態で発声できるようにトレーニングしてみてください。

以上のことは、一見簡単に聞こえるかもしれませんが、実際は音程が下がってくると地声の筋肉が勝手に働いてしまう人がかなり多くいます。特に男性は普段から、話し声で地声の筋肉をメインで使う人が多いため、最初は難しく感じるかと思います。それでも根気よく続けることで徐々に分離が進んでいきますので、練習を重ねてみてください。

併せて動画では、ダメな例も示しています。
ダメな例では、ただ単に息を吐いているだけで声帯が鳴っていないので、全くトレーニングになりません。ぜひ、先ほどのお手本と聞き比べてみてください。

また、このトレーニングは正しく出来ると息が大量に漏れるため、続けてやると酸欠になりやすくなります。必ず休憩をはさみつつ無理のない範囲でトレーニングを行うようにしてくださいね。

3.限りなく純粋に近い地声

では、限りなく純粋な裏声が出せるようになってきたら、次は限りなく純粋に近い地声も出していってみましょう。

これも先ほどと同じく、100%地声の筋肉だけしか働かせない発声というのは出来ないのですが、限りなく純粋に近い地声を目指してトレーニングしていく意識が大切です。

特に女性には、本人は地声だと思っていても実はかなり裏声の筋肉が働いてしまっているという人も多いです。もちろん男性にもいるので、心当たりのある人はこのトレーニングでしっかり分離していきましょう。

こちらも動画で私自身が見本を見せているのでチェックしてみてください。見本のような深い地声を出していきましょう。

ちなみに、以前のブログでもで説明した、リップロールの副作用で声が弱くなってしまった人にもこのトレーニングは効果があります。限りなく純粋に近い地声を正しく出すことにより、弱くなってしまった地声の筋肉を鍛え直すことが出来るからです。

しかし、この声ばかりやってしまうと今度は逆に声が重くなりすぎてしまうという可能性もあります。
ですから、これも以前のブログでお話ししたように、あらゆる声の分析が出来る耳というのが重要になってくるのです。
常に、地声の筋肉と裏声の筋肉のバランスを聞きながらトレーニングしていくことが大切です。自分で判断する自信がない人は、耳の鍛えられた信頼のできるボイストレーナーにチェックしてもらいながらトレーニングを進めた方が良いでしょう。

以上がSTEP1の「分離」のトレーニング方法でした。

このトレーニングを正しく行うことにより、今後行う、STEP2の「強化」とSTEP3の「融合」の効果も変わってきます。ここが中途半端なままだとあらゆる声のトレーニングの効果が半減してしまうのです。

すぐに高い声が出したい人は回りくどく感じてしまうかもしれませんが、正しい手順を踏むことにより本当に自由な喉を手に入れることができます。
まずはしっかりこの2つの声を出せるようにトレーニングに励んでみてください。

次回のブログでは分離した筋肉を強化していく方法をお伝えします!これは種類が沢山あるため、何回かに分けてブログをアップすることになると思います。

お楽しみに!

Japan Vocal Schoolでは池袋にて一般の方のレッスン受付も開始しています。本物のボイトレを知りたい方は是非一度、「ご予約・お問い合わせ」よりご予約の上、お越しください。


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