ボイトレ初心者が陥りやすい間違いを解説!
今回は、自分が歌いたいジャンルや曲によってボイストレーニングの内容は変わるのか?という、ボイトレ初心者が感じやすい疑問について深掘りしていきます。
それでは早速いってみよう!
1. 歌いたいジャンルによってボイトレは変わるのか?
今までのブログを見てきた人ならもうわかる人もいるでしょう。
結論から言うと…
ジャンルによってボイストレーニングの内容は、、、変わりません!
ボイトレはジャンル別にあると思っている人も多く、ボイトレ教室でもロックが得意な先生がいたり、R&Bが得意な先生がいたりと、「色々なジャンルに対応できます」というのを売りにしているところもあります。
ですが、実際にそういったところでのレッスンというのは、ボイストレーニングというよりも、単純にこのジャンルにはこんな歌い方が合いますよ、というような歌唱指導が行われているだけなのです。
しかし本来のボイストレーニングは、
- 声量を上げたい
- 高い声を出せるようになりたい
- ビブラートが出来るようになりたい
- シャウトできるようになりたい
- ロングトーンを出せるようになりたい
- 低音を出せるようになりたい
など、喉そのものを自由にするためのトレーニングであり、ジャンルや曲によって変わるものではありません。
2. 生徒さん達の実話
そして、ここからが今回の重要な部分なのですが、ジャンルに特化した歌唱指導というのは喉のバランスを崩す原因にもなってしまうことがあります。
例えば「ミックスボイスを出したい?ならば深い裏声を強化せよ!」というブログでも話した私の生徒さんの話ですが、彼女は音大出身の女性で、学校ではほぼ深い裏声での発声練習しかしていなかったといいます。
彼女が卒業後、「ロックを歌いたい」と思いカラオケにいったところ、どうしても裏声での発声になってしまい、思い描くような迫力のある地声が出せなくなっていたそうです。
また、「ロックを歌いたい」と他のボイトレ教室に通っていた男性の例もあります。
そのボイトレ教室で男性は、「ロックを歌うには裏声は使わずにとにかく地声だ!」というように教えられ、地声だけでの発声トレーニングを長期間受けてしまっていました。そのため私の元に最初訪れた時には先ほどの例とは逆に、高音の出ない重い声になってしまっていて、裏声もあまり出せない状態になっていました。
要するに、あるジャンルに特化した偏った喉の使い方だけをしている限り、喉は本当の意味では自由にならない、という事なのです。
3. 機能的か?美学的か?
私が今回伝えたかったことは、
ある声に対して良いとか悪いとか判断する時、または誰かに判断される時に、それは喉の機能的な側面から考えられたことなのか、もしくはあるジャンルやその曲の美学的な側面から考えられたことなのか、を判断できるようになっておいたほうが良いという事です。
例えば、深い裏声が良いとされるオペラというジャンルの中で鋭い声を出してしまうと、それはダメな声という判断をされてしまいます。
逆に、ロックな曲を歌う際に深い裏声を使うと合わないからダメと言われてしまいます。
それはそのジャンルの中の美学的な側面においては正解なのですが、「この声はダメなのか。じゃあこういう声のトレーニングはしないようにしよう!」となってしまうと、喉の機能的な側面から見た場合には、使い方に偏りを生んでしまい、喉の筋肉のバランスを崩す原因になってしまいます。
そのため、まずはある一つのジャンルにとらわれたトレーニングをするのではなく、自由な喉を手に入れるため、今までのブログで伝えてきた全ての声を鍛えていくボイストレーニングをしたり、並行して行っていくことをお勧めします。
自由な喉を手に入れるためのボイストレーニングをしていくことにより、あらゆるジャンルや曲の歌唱指導にもすぐに対応できるようになっていくでしょう。
ボイトレに通いたいという人の多くは、ある1曲をそれっぽく歌えるようになりたいというよりも、根本的な歌唱力を上げたいと思っている人が多いと思います。
ですが現状だと、この喉の機能を鍛える本物のボイストレーニングを出来るボイストレーナーが少ないため、どうしてもジャンルやその曲ごとの美学的な歌唱指導がメインとなってしまっています。
ボイトレマンの活動で、ボイトレ業界のレベルを底上げしてその部分も変えていければと思っています。
また、ここで勘違いしてほしくないのは、ジャンルによってボイトレの内容は変わりませんが、今まで何度も伝えてきたように人それぞれ喉の筋肉のバランスは違うということです。
喉を自由にするためにどんなボイトレに重点を置くべきか、というのは人それぞれ変わってくるので注意してください。
私のYouTubeでは、今後は曲を詳しく解説していく、「歌い方がわかる!歌唱分析コーナー!」という企画も始めようと思っているので、私のその時の解説が、機能的な側面から出た言葉なのか美学的な側面から出た言葉なのかを理解しながら見てみるのもよいでしょう。
それでは次回は、個性のある歌を歌えるようになるための歌唱分析コーナー活用方法、というブログをアップするのでお見逃しなく!
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